2010年4月13日火曜日

2月27日 4大河川視察団 第二日目 その1


 4大河川視察団の二日目の27日は、まずハンガン流域のパルダン地区に行き、30年以上も有機農業をしてきた農地を体育施設やサイクリングロードにするという現場に行ってきました。私たちの行く2~3日前には、強制的に測量が行われその過程で11名の農家や生協メンバーが警察に連行されるという事態までおきています。

 この地域は1973年のパルダンダムの建設で、ダム湖がソウル市民の水道用に使われることになって、農薬などが使えなくなり、多く農家が土地を離れてしまったそうです。その後、有機農業を始め、今では韓国有数の有機農業地帯として発展しました。

 6代続けてここで農業をしているチョンジョンスさんが、パルダン生協の建物の屋上から今までの経緯について、分かりやすく、そして熱のこもった説明をしてくれました。ここは地下水が暖かくて、その水を使って暖房施設なしで冬でもハウス栽培ができるそうです。この周辺では生産者組合を作って、お互いに助け合いながら農作業をしています。代わりの土地を用意するからと言われても、簡単に引っ越すことなど出来ないと説明をされました。








0 件のコメント:

コメントを投稿